Beach Bum Blog

旅先〜近所で印象に残っている食、呑み、戯れのメモ

ビルバオで必ず立ち寄りたい!「Basquery」のクラフトビール

2017年〜2025年、コロナ禍をまたぎつつ毎年ヨーロッパを訪れたときの記録です。(2024年訪問)

バスク地方の旅で、ワインとピンチョスばかりに目がいきがちだけど、実はビールもすごいんだということを、私はビルバオに来て初めて知った。ふと立ち寄った「Basquery」——ここが、想像をはるかに超えた一軒だった。

バスクの大地が育てたクラフトビール

「Basquery」という名前は、「Basque(バスク)」と「brewery(醸造所)」をかけ合わせた造語だ。その名の通り、バスク地方にこだわったクラフトビールを揃えた専門バー。壁に並んだタップの数を見た瞬間、思わず「えっ」と声が出た。

バスク産のホップや麦芽を使ったビールが、常時数種類。ラガー、IPA、スタウト、ヴァイツェン——スタイルも幅広いが、どれも「バスクらしさ」が宿っている気がした。土っぽくて、少し荒削りで、でも確かに旨い。これが、飲んでみて初めてわかる味わいだ。

一杯目から「当たり」を引く方法

迷ったら、まずスタッフに「今日のオススメは?」と聞くのが正解。私が訪れた日、勧められたのはバスク産ペールエール。グラスを傾けると、柑橘系の爽やかな香りが鼻をくすぐる。口に含むと、苦みの中にほんのり甘みがあって、後味がスッと消えていく。✨

ビール通でなくても十分楽しめる飲みやすさがある一方、飲み慣れた人にはしっかりとした個性を感じさせる。そのバランスが絶妙だった。

おつまみも侮れない

クラフトビールのバーといえば、おつまみは後回しになりがちだが、Basqueryは違う。ビールに合わせてオーダーしたのは、バスク産チーズの盛り合わせ。これが、驚くほど美味い。💶

クセのあるものから食べやすいものまで3種類が並び、それぞれビールとの相性が違う。ペールエールにはフレッシュなチーズを、スタウトには熟成の進んだ濃厚チーズを——そんな楽しみ方を教えてくれたのもスタッフだった。気さくで、ビールへの愛情が言葉の端々からにじみ出ていた。

夕方から深夜まで、地元の人で賑わう空間

私が訪れたのは昼過ぎ。観光客の姿もちらほらいたが、カウンターを埋めるのは明らかに地元の常連たちだ。バスク語と情熱的なスペイン語が飛び交い、笑い声が絶えない。旅行者である私も、気づけばその空気に溶け込んでいた。

旧市街の雑踏から少し外れた場所にあるので、観光の喧騒を忘れてゆっくりできるのも嬉しい。昼下がりから夜遅くまで通しで営業しているようで、昼ビールも全然ありな雰囲気だった。

まとめ

  • 店名:Basquery
  • 場所:アバンドエリア(スペイン・バスク地方)
  • 名物:バスク産クラフトビール(常時十数種類)、バスク産チーズの盛り合わせ
  • 価格:ビール1杯 4〜8ユーロ前後(サイズ別)
  • 雰囲気:地元民が集まるアットホームなクラフトビールバー、スタッフが気さくで親切

ビルバオに来てワインとピンチョスだけで終わるのは、正直もったいない。Basqueryのクラフトビールを飲んで初めて、バスクの食文化の深さを実感した気がする。旧市街を散歩しながら、ぜひ一度足を運んでみてほしい——きっと、あなたもグラスを傾けながら地元の常連に混ざって笑っているはずだ。🍺✨