2017年〜2025年、コロナ禍をまたぎつつ毎年ヨーロッパを訪れたときの記録です。(2025年訪問)
バルセロナに来たら、やっぱりパエリアでしょ――そう思って旅の計画を立てていた私が、まさかガリシア料理に心を奪われるとは思ってもいなかった。✨ ゴシック地区の路地を歩いていて、気になった一軒のレストラン「Arume」
「Arume」ってどんなお店?
Arumeはガリシア語で「香り」を意味する言葉。その名の通り、スペイン北西部・ガリシア地方の豊かな食文化を、バルセロナのセンスで再解釈したモダン・ガリシア料理のレストランだ。場所はバルセロナ旧市街、ゴシック地区のすぐそば。観光客も多いエリアだが、店内に入ると地元の常連客も多く、リラックスした雰囲気が漂っている。
インテリアはシンプルで落ち着いた石造り風。白壁に木のテーブル、間接照明が温かい。旅の疲れを忘れて、ゆっくり腰を据えて食べたくなる空間。人気店なので予約をおすすめする。
まず頼むべき:スモークサーディントースト
メニューを開いて最初に目に飛び込んできた「Smoked Sardine Toast」。これが、驚くほど美味しい。🐟 燻製したイワシをトーストの上にのせ、クリームチーズとピクルスで仕上げた一品で、一口食べた瞬間に「あ、これは絶対リピートする」と思った。
スモーキーな香りとクリームチーズのまろやかさ、そしてピクルスの酸味のバランスが絶妙。イワシ特有の「くどさ」が一切なく、むしろ上品な旨みだけが残る。ワインとの相性も抜群で、Cavaが進むのは言うまでもない。

ガリシア風パエリアは旨い(塩強め)
「バルセロナでは毎度パエリアを」という気持ちは捨てきれず、Seafood Paellaも注文した。ガリシアは海産物の宝庫。そのルーツを活かしたパエリアは、魚介の出汁が米の一粒一粒に染み込んでいて、底のソカラット(おこげ)までしっかり旨い。
海老、ムール貝 がのって見た目も豪華。2人でシェアしてちょうどいいサイズだ。料理が運ばれてきたとき、思わず「おお……」と声が出てしまった。🥘指を使って殻をむく料理でも安心なように、小さなお手拭きが添えられているのもうれしい。


イベリコ豚の肩ロース
メインには「Iberian Presa Fillet」を選んだ。イベリコ豚の肩ロース部位「プレサ」を使ったグリルで、これがまた主役を張れる一品。外はしっかり焼き色がついていて、中はしっとりとピンク色。噛むたびに脂の甘みと肉の旨みが広がる。
添えられたソースとの相性も良く、ガリシア料理とイベリコ豚の組み合わせ、想像以上に合う。スペイン料理の奥深さを改めて感じた瞬間だった。

チップ文化と会計まわり
スペインではチップは必須ではないものの、サービスに満足した際に気持ち程度を置くことは珍しくない。Arumeはやや観光客向けということもあり、サービス料が含まれていない請求書だった。スタッフのサービスが丁寧で気持ちよかったので、私は少しだけチップを置いてきた。強制ではないが、気持ちのいいサービスには応えたくなるもの。
ランチコースで飲み物込みで1人あたり35〜45ユーロほど。バルセロナの物価を考えると決して安くはないが、この内容なら全く惜しくない。むしろ「また来たい」と素直に思える満足感だった。
まとめ:Arumeの基本情報
- 店名:Arume
- 場所:バルセロナ旧市街(ゴシック地区近く)、スペイン
- 料理ジャンル:モダン・ガリシア料理
- おすすめメニュー:Smoked Sardine Toast、Seafood Paella、Iberian Presa Fillet
- 予算の目安:1人あたり約35〜45ユーロ(飲み物込み)
- 雰囲気:落ち着いたモダンな石造り風インテリア、地元客と観光客が混在
- チップ:義務ではないが、サービスが良ければ気持ち程度に
- 予約:人気店のため予約推奨
バルセロナを訪れる機会があれば、ぜひ「Arume」に立ち寄ってみてほしい。パエリアだけではない、スペイン料理の奥深さに触れられる一軒だ。きっと旅の記憶に残る一食になるはずです。✨












